90年代初頭、曾祖父ジュゼッペ・カリアーニがウンブリア州モンテファルコに数ヘクタールの土地を購入したのがヴァルダンジュスの旅の始まり。
ジュゼッペはその土地で家畜を飼育し、オリーブを育て高品質なオリーブオイルを造り、そして葡萄畑からは上質なワインを生み出しました。彼の教えと情熱、地元モンテファルコへの深い愛、そして自然へ最大限配慮した農法は、娘のアンジェラとその夫フォルトゥナート・アントネッリ、孫のジュゼッペ、更に４世代目にあたるダニーロとサンドラへと受け継がれ、今もアントネッリ家が一体となり大切に守り育てています。
ヴァルダンジュスの農園があるのは「ウンブリアのバルコニー」と称される、平野を見下ろす丘の頂上。ここサン・マルコ渓谷の環境と地質的特徴は葡萄とオリーブの栽培に非常に適しており、特にサグランティーノからは味・香りともにモンテファルコの特徴的な風味を感じることができます。
力強いタンニンを持ちバランスの難しいサグランティーノですが、これを息を呑むほど飲みやすく仕上げてくるのがヴァルダンジュス。小さな生産者が隠し持つ卓越した腕前に驚かされます。
