ルラ・トスカーナ・ロッソ

姉妹が織りなす見事なハーモニー

Toscana Rosso 2017
'LuLa'

ワイン造りにおいて優雅さと調和を重んじる、美しいブルネッロ・ディ・モンタルチーノの造り手、コッロソルボ。彼女達の実力をまた違った一面から楽しめむことのできるのがこちらの至極の混醸ワイン。

サンジョヴェーゼのエレガンスとミネラリティ。カベルネの包み込むようなストラクチャー。異なる２つの個性が組み合わさることで、更なる力強さと美しい輝きをもたらす様は、まさにチャッチ家の姉妹ルチア（Lucia）とラウラ（Laura）そのもの。そう、このワインの名「LuLa」はこの2人から名づけられているのです。

温度管理されたステンレスタンクで醸造され、フレンチオークのバリックと12hlの大樽で18ヶ月熟成された後、瓶内で少なくとも6ヶ月熟成された後にお披露目されるルラ。包容力のある温かいワインで、長期熟成に向いています。

生産者

コッロソルボ
Collosorbo

チャッチ家の3人の女性が営むワイナリー、コッロソルボ。几帳面な母のジョヴァンナと2人の娘、闘志あふれるルチアと明るいラウラ。異なる性格を持つ彼女達は、時に理性と情熱をぶつけ合いながらも、共に高い志を抱き、人を信じ、より上質なワインを生み出すため更なるエレガンスとハーモニーを探す旅を続けています。ジョヴァンナの父は、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノがDOCに格付けされた1966年に最初の1本を瓶詰めしたジュゼッペ・チャッチ。1850年の創業以来、葡萄やオリーブ、穀物を栽培してきた由緒あるチャッチ家の農園から、1995年にジョヴァンナが独立して立ち上げたワイナリーがコッロソルボです。

ワイナリーがあるのはモンタルチーノ南部、サンタンジェロ・イン・コッレとカステルヌオーヴォ・デル・アバーテの間。海抜約250メートルの高さに広がる35ヘクタールの葡萄畑は、地中海の恩恵を受け温暖で風通しが良く、サンジョヴェーゼ・グロッソの栽培に非常に適しています。所有する複数の畑は近い距離にありながらも、小石の多い土壌から鉄の粒子を含む土壌まで多様性に富み、それぞれの個性と共に収穫されたサンジョヴェーゼの特徴を忠実にワインで表現することに優れた造り手です。